左側だけ白髪が多い原因|病気が疑われる左側だけ白髪
白髪ができる部位は、本来であれば一か所に偏ることは珍しく、
全体的にまばらに増え始めるのが一般的です。
ただもちろん、人によっては前髪の生え際からとか、
うなじからといった感じで白髪の生え方が偏ることもあり、
頭の左側(左前頭部・左後頭部・左側頭部など)にだけ、
白髪が目立つようになることもあります。
なぜ左側だけ白髪が増えるようなことが起きるのかというと、
考えられる要因としては、
- 紫外線
- 物理的な圧迫
- 右脳型の人は左側だけ白髪になりやすい?
- 病気が疑われる左側だけ白髪
といったものがあります。
紫外線
髪の毛というのはそもそも、
様々なダメージから頭部(脳)を守る役割をしています。
物理的なダメージによって頭皮が傷つくのを防いだり、
他にも紫外線の刺激から頭部を守る役割もあります。
髪の毛の色が黒い(黒っぽい茶色)をしているのも、
メラニン色素という色素成分の働きによるものです。
肌に紫外線を大量に浴びせされると日焼けしたりシミができるのも、
メラニン色素を分泌させて紫外線から肌を守っているからです。
髪の毛というのは、実は生まれてすぐの段階では
色はなく無色透明の状態です。
成長するにしたがってメラニン色素によって着色されていくんですが、
紫外線によってメラニン色素の分泌力が低下させられてしまいます。
メラニン色素の生成を担っているメラノサイトという細胞の働きが、
紫外線によって弱められてしまうことがあるんです。
タクシーや長距離トラックの運転手であれば、身体の右側に紫外線を浴びやすいので、
頭部の右側に白髪が増えやすい傾向にあります。
左側の白髪の場合には、運転の影響は考えにくいものがありますから、
たとえば、会社の自分の席では左から紫外線を浴びているとか、
そういった要因が考えられます。
物理的な圧迫
メラニン色素を生成しているメラノサイトの働きは、
紫外線だけではなくて物理的な刺激にさらされることで、
やはり活動力が低下することがあります。
左側にだけ白髪が多い場合には、
頭部の左側だけ強く圧迫していないか?も、
ぜひ振り返って考えてみてください。
最もありがちなのは、寝ているときに右向きに練る癖がある場合です。
頭というのは意外に重量があり、大人であれば10キロ近くあります。
そんな思い物体を頭の左側だけで長時間に渡って支えることで、
メラノサイトに負担を与えてしまい、白髪が増えることがあります。
右脳型の人は左側だけ白髪になりやすい?
脳には大きく分けて右脳・左脳と2つの部位に分けることができます。
主に左半身の動作は右脳によって制御されていて、
右半身は左脳によってコントロールされていると言われています。
また、左脳と右脳によってそれぞれ得意な役割が異なっていて、
左脳や論理的な思考を得意としていて、
右脳は想像力や感受性といった機能を司っていると言われています。
世の中には右脳型人間・左脳型人間がいるいう話もあり、
右脳を使う機会が多い人もいれば、左脳を使う人も多いです。
たとえば、絵描きや彫刻家、音楽家などのアーティスト系の職業の場合、
右脳を使う機会が多くなるのに対して、
税理士や弁護士、研究者などは左脳を使う機会が多くなるでしょう。
左脳を頻繁に使うことによって、頭の左側に与える負担が多くなり、
それが左側だけ白髪が多い原因になっている可能性も、
決してゼロではないでしょう。
ストレスや栄養バランスにも気を付けよう
左側だけ白髪が増える直接的な要因としては考えにくいものがありますが、
白髪が気になるうちは、ストレスや栄養バランスにも気を付けるようにしましょう。
ストレスでなぜ白髪が増えてしまうのかというと、
活性酸素という細胞をさび付かせる毒素が生成されてしまうからです。
活性酸素によってメラノサイトの活動力が奪われてしまい、
白髪が目立つことがあります。
他にも、メラノサイトがメラニン色素を作るためには、
ケラチンというタンパク質が必要になります。
このケラチンを生成するためにはチロシンなど、
様々なアミノ酸ンが必要になるので、
栄養バランスが偏るのも白髪が増えやすくなる要因となります。
病気が疑われる左側だけ白髪
白髪が増える部位によって、病気のリスクを示唆している、
という話もあります。
- つむじ 肺や心臓の病気や不調
- 頭頂部 胃の病気や不調(胃潰瘍や消化不良)
- 頭頂部右 腎臓の病気や不調(むくみ)
- 頭頂部左 肝臓の病気や不調
- 前頭部 肛門の病気や不調(痔や便秘)
- 額やこめかみ 目の疲れ
- 耳のまわり 歯や歯茎の病気や不調(虫歯や歯肉炎・歯槽膿漏など)
- 後頭部 生理不順・不妊・精力減退など
といった違いがあるようです。